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ただ捨てられる命 犬・猫、殺処分を公開 松山の施設

asahi.com 2011年1月21日15時0分

飼い主に捨てられるなどして、年間30万匹近い犬や猫が「殺処分」されるなか、愛媛県動物愛護センター(松山市)の職員の姿を描いた児童書「犬たちをおくる日」(金の星社)が反響を呼んでいる。同センターは命の大切さに気づいてもらおうと、殺処分の様子を原則公開している全国でも珍しい施設。ペットの最期に向き合う職員らの思いを聞いた。

 センターは2002年12月に開設。1年間で、県内で収容された犬約2千匹、猫約3500匹が殺処分される。

 06年4月からは啓発活動として、希望者には面談などをしたうえで、殺処分を含めて施設のほとんどの様子を公開している。岩崎靖業務課長は「犬たちの思いを、覚悟のある人には直接感じてもらいたいのです」と話す。


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「犬たちをおくる日」(今西乃子著 浜田一男写真)

 「犬たちをおくる日」は、センターの職員が写真とともに実名で出てくる。捨てられた犬猫を処分機へ送らねばならない日常や、人と意思疎通できるようにしつけをし、1匹でも多くの命を救おうと奮闘する姿が描かれている。

 身勝手な飼い主たちも登場する。「アホだから」と飼い犬を処分するよう持ち込んだのに、帰りに子犬を「譲ってくれ」と言った男性。処分場所である管理棟で、捨てた犬と記念写真を撮り、そのまま置いていった親子――。収容した犬猫のえさ代や、処分費用に年間500万円近い税金が投入されていることも紹介。職員が来場者に「捨てるのは簡単だが助けるのは簡単でない」と伝えている。

 著者で動物愛護に関するノンフィクション作品を手がける今西乃子(のりこ)さん=千葉県市原市=も、取材に訪れた際に処分機のガス注入のボタンを押し、「その日、わたしが殺したのは30頭の成犬、7匹の子犬、11匹のねこであった」とつづっている。「死んでいく犬たちと、処分という仕事に立ち会う職員の気持ちに寄り添いたかったから」という。

 09年7月に出版、これまでに12版を重ね、約5万部を発行した。金の星社広報室によると、児童書だが大人からの反響も多いという。「小学校高学年~中学生向けの本としては、短期間で売り上げを伸ばしている」。センターには子どもだけでなく、大人からも「捨てられる命を減らす社会に」「知人に本を紹介した」といった感想が寄せられている。

■ボタン押して10秒、犬が次々と倒れた

 センターを訪ねると、けたたましい鳴き声が管理棟から聞こえてきた。元の飼い主が現れなければ、多くの犬や猫たちは収容されてから5~7日で、幅1.35メートル、奥行き1.4メートル、高さ1.2メートルの金属製の箱の中で、二酸化炭素を充満させて殺処分される。

 処分日は、毎週火、木曜。犬たちは毛布の上で身を寄せ合っていた。犬舎には暖房器具がない。「命が絶たれる最期までは、少しでもいい環境で」と職員が毛布を提案したという。シバイヌのような一匹が人なつこい様子で近づいてくる。岩崎さんは「元々は飼われていた犬が多いです」と厳しい表情を見せた。

 午前9時半、処分が始まった。本の主人公となった職員、滝本伸生さん(43)が慎重に機械を操作し、15分ほどかけてゆっくりと犬を処分機に追い込む。二酸化炭素注入ボタンを押すと、10~15秒で次々と犬が倒れていった。

 さきほど近寄ってきたイヌのなきがらをなでてみた。温かく、柔らかい。目はうっすらと開いていた。

 滝本さんは言う。「センターの犬猫は人間の身勝手のためにただ死んでいく。殺処分数がゼロになるまで、この仕事を続けることが使命だと思うようになりました」。本のサブタイトル「この命、灰になるために生まれてきたんじゃない」は、自身の言葉だ。

 しつけがうまくいかずに関係が悪化することが、ペットを手放す大きな原因となっている。このためセンターは、健康で人なつこい一部の子犬や子猫は譲渡用とし、引き取る人を対象に「しつけ方教室」にも力を入れている。

 岩崎さんは「責任を持って命を預かることに、理解を深めることが大切。犬猫を殺す社会をつくったのは自分たち。一人一人に何ができるのかを考えてほしい」と語る。(中田絢子)

     ◇

 〈動物愛護センター〉 動物愛護の啓発活動や、捨てられた犬猫の処分を目的に自治体が設けている施設。保健所が同様の業務を行う自治体もある。殺処分では二酸化炭素を充満させる処分機を使用するところが多いが、山口県下関市のように、苦痛を軽減しようと吸入麻酔を使う場合もある。環境省動物愛護管理室によると、2008年度は全国で約28万匹が殺処分された。


いとも簡単に命を捨てる人々、それを請け負う職員の苦悩。
殺処分の様子を公開する勇断で命を私たちに問いかける愛媛県動物愛護センターの職員の方々。

多くの方に読んでいただきたい本です。


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卯年の受難 増える捨てウサギ

産経新聞 1月18日(火)21時29分

卯年を迎え人気の高まるウサギだが、その裏で、飼育放棄で公園や河川敷に捨てられるケースが増加している。背景には「手軽に飼いやすいペット」という誤った認識があるという。愛護団体などでは「“干支ブーム”の陰で、捨てウサギが一層増えるのでは」との懸念が広がっている。(時吉達也)

 捨てウサギの保護や飼い主探しをしている日本うさぎ愛護協会(東京都)が今年最初の相談を受けたのは、年明け間もない3日。横浜市内の路上で、後ろ足を引きずり歩くウサギが発見された。8日には通報を受け、東京都内北部の公園で生後数カ月とみられる子ウサギを保護。ともに毛色が整い、商業用に繁殖されたウサギとみられる。捨てウサギの大半は野犬に襲われるなどして命を落とすといい、協会事務局では「ウサギ年は始まったばかりなのに」と憤りを隠さない。

 犬猫のように鳴き声に悩むこともなく、集合住宅の世帯を中心に人気が高まっているウサギ。小動物飼育用品メーカー「ジェックス」(大阪府)によると、国内の飼育数は推計92万匹(平成22年)で、干支人気の影響を受け「来年には100万匹に達する見込み」という。

 その一方で、飼育放棄されるケースも年々増加。愛護協会では設立当初の平成17年に年間10匹程度だった捨てウサギの保護件数が、21年には約100匹まで増えた。大阪で保護活動に取り組むNPO法人「ラブアンドピース」の阪上義昭代表理事によると、飼育放棄の最も大きな要因は家族のアレルギー。ウサギの体毛は犬や猫に比べて細く、発症しやすいという。また、室内のコードをかみ切ったり畳を掘ったりする習性があり、一定の管理が必要なのにもかかわらず、「『鳴かない、おとなしい』のペットショップのうたい文句が一人歩きしている」(阪上氏)という。

 購入費用は5千円以下と安価なことが多いのに比べ、飼育費用は割高だ。餌の牧草代は月に1万円以上かかることもあり、病気になった際の通院費用は高額だ。愛護協会では「猛暑でも屋外に放置し、ニンジンの皮を食べさせる小学校飼育などを通じ、『気軽に飼える』という誤った認識が広がっている」と指摘。ウサギの寿命は一般に7~10年程度とされ、「一生面倒を見る覚悟と環境を整えてから購入を決めてほしい」と訴える。

 ウサギの飼い方に関する専門サイトを開設するアレス動物病院(富山県)の沖田将人院長は「餌が正しく与えられなければ歯が奇形になり、毎月病院で削る必要が出てくる。今年のブームを受け、2~3年後に捨てウサギの問題が本格化するのではないか」と危惧(きぐ)している。

鳴き声に悩まされないから飼い易いだろうと安易に手を出す方が多いようです。
うさぎも同じ、老後を向かえ介護が必要になり医療費もかかります。
うさぎの習性を良く分かった上で家族として迎える心構えが必要です。
長く飼えば性格や表情もわかるようになると言います。
当たり前の事ですが、最後まで一緒にいるのが飼い主の責任です。


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