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深夜ペット販売禁止へ

2011年12月5日14時31分 読売新聞

寝不足は幼い動物の健康によくない」として、環境省は、子犬と子ネコの午後8時以降の展示販売を禁止する方針を固めた。

 都会の繁華街には、深夜まで営業しているペットショップがあり、飲食店での勤務を終えた女性などが立ち寄るのを狙っている。だが、ガラスケースに入れられた子犬や子ネコは、店内の照明や街頭のネオンにさらされたり、酔っぱらいにガラスをたたかれたりして眠れず、健康を害しやすい。

 午前1時。東京都内の繁華街のペットショップの店内には蛍光灯がともり、街頭の赤や紫のネオンの光が店内にまで届く。ショーウインドーのそばに置かれたガラスケースの中の子犬や子ネコ約30頭のうち、寝ているのは5頭程度。自動ドアから店内に客が入ってくる度に、興奮してほえる子犬もいる。男性店員は「犬やネコは明るくても寝られる。なぜ夜の販売がいけないのかわからない」と話したが、客が直接さわれるように柵で囲った床の上では、5頭の子犬が落ち着かない様子で動き回っていた。

 東京・歌舞伎町のペットショップ兼ペットホテル「ワンニャン保育園(パーク)24」は、犬を眠らせるために、午前0時になるとショーウインドーにロールカーテンを下ろし、チワワやプードルなど6頭の子犬のケースを暗くする。店長(33)は、「夜になると飲食店で働く女性や外国人のお客さんが来る」と、深夜営業には“ニーズ”があると話す。実際、午後10時半に来店した女性会社員(25)は、「仕事が遅くなることが多いので、夜しか見に来られない」と子犬を眺めた。

 環境省動物愛護管理室によると、全国のペットショップ約2万4000店のうち、午後8時以降も営業しているのは数百店。ただ、生まれて間もない犬やネコが健康に育つためには、少なくとも一日12時間以上の睡眠が必要という。しかし、深夜に展示販売されると、照明がまぶしかったり、ショーウインドーをたたかれたりして眠りが妨げられるため、病気がちになる、落ち着かない性格になるなどの指摘が、専門家から出ているという。

 このため同省は、今月中に動物愛護法の施行規則を改正し、来年6月をめどに、午後8時以降に子犬と子ネコを展示販売することを禁止する方針。ペットショップの営業は都道府県などへの登録が必要だが、違反を繰り返した場合、営業停止などの行政処分を出すことができるようになる。

| 動物愛護 | 10:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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